仁多郡森林組合第33回通常総代会を令和6年5月30日(木)に、奥出雲町横田 横田コミュニティーセンターで、多数の来賓をお招きし開催しました。
皆さま、お早うございます。組合長の絲原德康でございます。
本日、仁多郡森林組合 第33回 通常総代会を開催したところ、総代の皆さまにはご多忙の中、多数ご出席いただきありがとうございます。
また、公務ご多忙の中、
島根県東部農林水産振興センター所長 中尾幸義様
奥出雲町 町長 糸原 保様
奥出雲町議会 景山利則様
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林整備センター松江水源林整備事務所 所長 伊藤淳二様
をはじめ多数のご来賓の皆さまのご臨席を賜り厚く御礼申し上げます。
平素より皆さまには、当組合運営につきまして、格別なるご指導ご支援を賜っておりますことに対し、心から御礼申し上げます。
激しい戦闘が続くウクライナ或いは中東情勢、また、今年4月には34年ぶりに1ドル160円台になるという歴史的な円安などの影響により、燃料や物資の高騰が継続しております。この状況は森林・林業・木材産業にも大きな打撃を与え、組合経営にも大きな影響が生じた中での令和5年度の事業活動でありました。
島根県では2020年度から2024年度を計画期間とする「島根創生計画」を上位計画とした「島根県農林水産基本計画」を策定され、そこでは原木生産や再造林の低コスト化等の具体的な進め方が示されており、当組合と致しましても、森林資源を有効活用する「伐って・使って・植えて・育てる」循環型林業を目指して、対応を検討しながら林産事業から森林整備事業まで、幅広く積極的な事業展開をして参りました。
その結果、当初計画 1,116,700千円に対し、実績1,103,660千円と計画比99%の取扱高、経常利益は22,379千円となり、3年連続の黒字決算となりました。
素材生産につきましては、年間を通して主伐を中心とした事業展開と、適切な仕分による納材先への信頼獲得に努めたこと、森林整備関係では、年度当初から事業量がやや少ない状況が予想されたため、地拵作業や下刈など、年間を通して早めの事業着手を行い、積極的な事業量確保に努め、また、冬季の積雪が少なかったことなどもあり、収益確保に繋がりました。
年間を通して、役職員・従業員が常に危機感を持ちながら、一丸となって事業推進に取り組んで参った結果であり、その努力を讃えたいと思います。
労働安全衛生対策につきましては、積極的に安全衛生活動に取り組みました。
一昨年の労災により、大きな怪我を負った職員も職場復帰を果たし、安堵いたしたところです。
職員・従業員は組合にとって欠かせない一番の財産であり、それを守るため、安全で健康に働き続けることができる職場づくりに一層努めて参ります。
続きまして、令和6年度の事業計画についてであります。
国への要望活動をして参りました、森林環境譲与税の見直しが決定し、今年度から島根県など森林が多い所への配分を高めることとなりました。
これが実現できましたのも、組合員また関係機関の皆様方のご協力の賜物と感謝申し上げる次第です。
仁多郡森林組合の経営理念を基本に、今年度までの第3次仁多郡森林組合長期経営計画の目標達成に向け、安定した経営と循環型林業を進め、今後10年間の新しい計画策定にも取り組んで参ります。
総事業収益1,116,700千円を目標に掲げ、職員従業員の健全経営意識を更に高め、効率的な事業実施と綿密な月次決算を行い、計画目標達成に向け、努力して参ります。
引き続き島根県、奥出雲町との連携を密にし、森林管理、施業管理、集約化を推し進め、森林所有者の皆様のご負担の軽減に努めます。
労働安全衛生対策につきましては、『災害ゼロ』を目指し、役職員全員の強い決意を集結し、病気やけがのための離脱者を出さないよう、安全確保と健康保持に向けた活動を実施して参ります。
最初に申し上げましたように、先の見えない非常に厳しい状況下にありますが、組合員の皆さまの負託に応えることが出来るよう、健全経営に努めて参る所存でございますので、どうか本日ご出席頂いております、関係機関の皆さまの引き続きのご指導、ご支援 そして組合員の皆さまのご理解、ご協力をお願い申し上げます。
また、本日永年勤続表彰を受けられる皆さまの、これまでの組合に対しますご貢献に心から御礼を申し上げますとともに、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
最後になりましたが、本日提出いたします議案に対する活発なご審議をお願いし、開会にあたりご挨拶とさせていただきます。
どうか宜しくお願い申し上げます。
祝辞 | 東部農林水産振興センター | 所長 | 中尾 幸義 様 |
東部農林水産振興センター林業振興課 | 課長 | 野尻 志保 様 | |
祝辞 | 奥出雲町 | 町長 | 糸原 保 様 |
奥出雲町環境政策課 | 課長 | 石原 和夫 様 | |
奥出雲町議会 | 議長 | 景山 利則 様 | |
島根県森林組合連合会 | 代表理事専務 | 佐藤 隆 様 | |
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター 松江水源林整備事務所 | 所長 | 伊藤 淳二 様 | |
農林中央金庫 中国営業部 | 次長 | 横山 太郎 様 | |
一般社団法人 島根県木材協会 仁多支部 | 支部長 | 松本 健二 様 |
第1号議案 令和5年度事業報告・貸借対照表・損益計算書・剰余金処分案、…の承認について
第2号議案 令和6年度事業計画設定について
第3号議案 令和6年度内における借入金最高限度額決定について
第4号議案 令和6年度内における一組合員に対する借入金の最高限度額決定について
第5号議案 諸手数料決定について
第6号議案 役員報酬の決定について
第7号議案 余裕金預け先決定について
第8号議案 森林研究・整備機構分収造林三者契約設定について
第9号議案 定款改正について
付帯決議事項
総代総数定員 200名 欠員 5人 195人中
出席総代数 本人出席 98名、委任状出席 7名、書面議決書 50名。
全議案が承認されました。
第33回通常総代会提出議案関係書類【令和6年5月30日】
私達は、『組合員の期待に応え、地域に根ざした奉仕の精神で、みどり豊な地球環境を守り、組合員と共に中山間地域の発展としあわせづくりに貢献する』という経営理念の基、「絶対災害を出さない」と全員の強い決意を結集し基本に帰り、従業員一人ひとりの尊い生命を労働災害の危険から未然に防ぎ、安全水準の更なる向上を図るため、下記の基本方針等を定め、組織的・計画的かつ継続的な安全管理の実践を以って「ゼロ災達成」への弛まぬ努力をすることをここに誓い、宣言する。
記
仁多郡森林組合 労働安全衛生基本方針 及び スローガン
『ゼロ災』 達成 !
『少し待つ 心のゆとりで 安全確保』
『健康はあなたの財産 職場の宝』
労働安全衛生重点目標
1、リスクアセスメントの実施で危険を排除する。
1、危険予知と指差呼称で安全作業を徹底する。
1、2次検診の受診徹底で自主健康管理を推進する。
1、自ら率先して交通安全運動を強化する。
以上、決議する。
令和5年6月16日
仁多郡森林組合安全衛生大会
令和5年3月15日(水)事業委員会による事業地巡回がありました。
巡回箇所は、次の3か所でした。
1.大呂地内(林産事業)
◎車両系主伐システム
①伐採:チェーンソー⇒②集材:スイングヤーダ⇒③造材:ハーベスター⇒④搬出:フォワーダ⇒⑤運搬:ヒアブ付トラック
役職員従業員、ゼロ災を目指して労働安全講習会を開催しました。
講師は、林業木材製造業労働災害防止協会 中国・四国地区担当 安全管理士 山本 治正様、同協会専門調査員 竹下 幹夫様 にお願いして、職員対象午前、現業技術職員・技能従業員対象午後の二部構成として、立場が違う視点での講習会を下記の日程で行いました。
演題
山本講師:「林業の労働災害防止のために必要なこと」
竹下講師:「安全パトロールから見えてきた課題」
日時 令和4年7月15日
時間と場所
職員:午前10:00から 仁多郡森林組合本所 会議室
現場技術職員・技能従業員:13:00から カルチャープラザ農事研修室
\ | 職 名 | 氏 名 | 所属委員会 | 区 域 |
---|---|---|---|---|
1 | 代表理事組合長 | 絲原 德康 | 特別委員会委員長 | 八川 |
2 | 代表理事専務 | 堀江 康輔 | 特別委員会 | 鳥上 |
3 | 理 事 | 賀元 道治 | 総務委員長、特別委員会 | 亀嵩 |
4 | 理 事 | 戸屋 幸利 | 事業委員長、特別委員会 | 馬木 |
5 | 理 事 | 内田 吉彦 | 事業委員会 | 三成 |
6 | 理 事 | 藤原 耕治 | 総務委員会 | 横田 |
7 | 理 事 | 田中 喜朗 | 総務委員会 | 三沢 |
8 | 理 事 | 吉川 由希子 | 布勢 | |
9 | 理 事 | 藤原 良夫 | 事業委員会 | 阿井 |
1 | 代表監事 | 糸原 裕朋 | 特別委員会 | 馬木 |
2 | 監 事 | 松原 康夫 | 横田 | |
3 | 監 事 | 藤原 功 | 阿井 |
6月16日(金)に、仁多・横田両地区合同で開催した。地区委員会の内容は次の通りであったので要約を掲載する。
1.地区委員・地区委員幹事の役割について
ア.地区委員会規約について
イ.任期中の会議等について
ウ.総代名簿、役員名簿について
エ.地区委員会幹事の選任について
仁多支部 各地区2名
横田支部 鳥上、馬木地区各2名。横田、八川地区各3名
2.各種事業の推進について
ア.造林補助事業について
3.購買品の注文とりまとめについて
4.常会内組合員名簿の確認のお願いと個人情報の取り扱いの注意について
横田支所の遊休施設の有効活用をはかるため、回覧等で応募のお知らせをしていた横田支所の一部の貸し出しについては、令和2年7月1日付けで「有限会社 コスモ21」と賃貸借契約を締結したのでお知らせします。
貸付区域は、倉庫の一部と旧横田支所事務所区域としています。駐車場については、狭くなりますが表示がしてありますので原則表示によってください。
横田支所業務については、引き続き森林組合購販センターで取り扱いますのでよろしくお願いします。
以上お知らせします。